あぐりの杜プロジェクトとは

今、地方では人が住まなくなった古民家や耕作放棄地が「いらないもの」とされ使われずに放置されています。
そんな「いらないもの」を再生して、未来へ続く持続可能なコミュニティを創ろうとしているのが
あぐりの杜プロジェクトです。

あぐりの杜プロジェクトヒストリー

10年前にたまたま井上夫婦が「中尾さんち」を購入したことが、「あぐりの杜プロジェクト」のすべてのはじまりでした。

古民家の集落においては、田畑を所有していると出合い、草刈り、集落の法事、まつりごとなどの村の付き合いをしていかなければならないという決まりがあります。
そのため、古民家を手放すときは「家だけでなく所有している田畑も一緒に」という条件が多いです。

そんなわけで、古民家生活に憧れて大阪から移住し農家になった井上夫婦は、中尾家が所有する田畑と古民家をまとめて購入することになったのでした。

暮らしているうちになんと隣のご家族の古民家と土地も所有することに。

結果、2つの古民家と約1万坪の耕作放棄地が井上夫婦の財産になったのでした。


この地で農業を生業にして持続可能な生活を実現できた井上夫婦は、
・少しずつこの荒れた山林を整備し「地域資源」に再生することで、地域に恩返しがしたい
・農耕民族の歴史的文化がたくさんつまった、昔ながらの古民家を日本の未来へ遺したい
と思うようになりました。

2016年にその想いを三重県主催のスピーチコンテストで熱く語ったところ、なんと最優秀賞を受賞。
それをきっかけにして「あぐりの杜プロジェクト」が始まりました。


あぐりの杜プロジェクトが始まってから、たくさんの人がこの地を訪れ、古民家の片づけや荒れ地の整備をしてくれました。

今では月に1度は杜人が集まって開墾や古民家再生を進めてくれています。
地元に住む杜人は小さな畑でこつこつと野菜のお世話をしたり。

また、筑波技術大学の先生との出会いからご縁がつながり、毎年筑波技術大からインターンシップ生がやってきてくれるようになりました。インターンシップ生は滞在中のテーマを考え、それを実行に移してくれています。


これからのわたしたちの目標は…
杜人やボランティアの方々と共に空き家・耕作放棄地・放置森林を再生して、自然と共存し、人々と共創する「持続可能なコミュニティ」を実現すること!そして、それを何十年、何百年の未来へ紡いでいくこと。

楽しくいきいきと、自然と戦ったり恩恵を受けたり拓いていったりします。

杜人とは

あぐりの杜プロジェクトに参加する人のことを、杜人と呼んでいます。
専門家に教わって山を開墾したり、古民家を再生すべく珪藻土を塗ったり、土地を耕して畑をつくったり・・・
月に1度のペースで集合して活動しています。(人によっては週1で活動することも。)

「ゆくゆくは山に自分の手でキャンプ場を作りたい!」「トレイルランニングを作りたい!」など、
大きな目標を持っている人もいれば、

「普段の自分を忘れて過ごせるこの場所が好き」「みんなと何かするのが楽しい」「自然に触れたい」「体を動かしたい」などの理由で活動している人もいます。

あぐりの杜プロジェクトに杜人として参加したい方向けに、杜人体験会を行っています。詳細はこちらから!

杜人紹介

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